トリートメントが浸透しない原因は?美容師が教える3つの壁とプロの裏技
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- 2 時間前
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はじめに:「トリートメントを頑張っているのに効果がない」と悩むあなたへ

毎日欠かさずトリートメントをしているのに、「髪がパサつく」「すぐに効果がなくなる」と感じていませんか?
トリートメントは、髪のダメージを補修し、ツヤと潤いを与えるための大切なケアです。しかし、間違った方法で続けていると、せっかくの高価なトリートメント成分が髪に浸透せず、無駄になってしまうことがあります。
このブログでは、美容師の専門知識を活かし、トリートメントが髪に浸透しない本質的な原因を解明します。そして、浸透率を劇的に高めるプロの裏技を具体的にお伝えします。
この記事を読めば、あなたは以下のことがわかります。
•トリートメントの浸透を妨げる「3つの壁」
•「浸透」と「吸着」というトリートメントの役割の違い
•美容室の仕上がりを自宅で再現するための具体的な行動ステップ
1. トリートメントの浸透を妨げる「3つの壁」
トリートメントが髪の内部に届かないのには、必ず理由があります。それは、髪の表面や内部に存在する、トリートメントの浸透を妨げる「3つの壁」です。
壁1:髪の表面を覆う「残留物」の壁
トリートメントの成分が髪の内部に浸透するためには、まず髪の表面にあるキューティクルを通過する必要があります。しかし、以下の残留物がキューティクルの隙間を塞いでいると、成分は弾かれてしまいます。
•シャンプーのすすぎ残し: 特に頭皮や生え際に残りやすい。
•スタイリング剤の蓄積: ワックスやオイルなどが完全に落ちていない状態。
•市販シャンプーのコーティング成分: 洗浄力の弱いシャンプーに含まれるシリコンやポリマーが、髪の表面に膜を作り、トリートメントの浸透をブロックします。
壁2:開きすぎた「キューティクル」の壁
キューティクルは、髪の内部を守る鎧のようなものです。健康な髪では適度に閉じていますが、ダメージが進行すると開きっぱなしになります。
•開きすぎたキューティクル: ダメージがひどい髪は、キューティクルが剥がれたり、開きすぎたりしています。この状態だと、トリートメント成分は浸透する前にすぐに流れ出てしまい、髪の内部に留まることができません。
•トリートメントの「浸透」と「吸着」: トリートメントには、髪の内部を補修する**「浸透タイプ」と、表面をコーティングする「吸着タイプ」**があります。髪が傷みすぎていると、内部補修成分が定着する前に流出してしまうのです。
壁3:水分が多すぎる「飽和状態」の壁
髪が水分で飽和している状態だと、トリートメント成分が入り込む「隙間」がありません。
•濡れすぎた髪: シャンプー後、髪が水滴が滴るほど濡れていると、トリートメント成分は水に薄められるだけで、髪の内部に押し込まれる力が弱くなります。
•プロの視点: 美容室では、トリートメントの前にタオルドライを徹底します。これは、髪の水分量を適切に減らし、トリートメント成分が水と置き換わるように、浸透しやすい環境を作るためです。
2. 浸透率を劇的に高める!美容師が教える「プロの裏技」3ステップ
トリートメントの効果を最大限に引き出すには、この「3つの壁」を取り除くための**「下準備」と「正しい塗布方法」**が鍵となります。
ステップ1:シャンプー後の「絞り」と「タオルドライ」を徹底する
トリートメントを塗布する前の「下準備」が、浸透率を左右します。
1.絞る: シャンプーとコンディショナー(またはトリートメント)の間で、髪を両手で挟み、水滴が落ちなくなるまでしっかりと絞ります。
2.タオルドライ: タオルで髪を優しく挟み込むようにして、水分を吸い取ります。ゴシゴシ擦るとキューティクルが傷つくので厳禁です。
3.目安: 髪から水が滴らない、「しっとり湿っている」程度の状態を目指してください。
ステップ2:トリートメントを「毛束」に分けて「ハンドプレス」する
トリートメントをただ全体に揉み込むだけでは、浸透にムラができます。プロは髪を細かく分けて塗布します。
1.塗布する順番: トリートメントは、ダメージの大きい毛先から塗布し、中間へと広げます。頭皮や根元にはつけないように注意してください。
2.毛束に分ける: 髪を左右・上下に分け、さらに2〜3cm幅の毛束に分けます。
3.ハンドプレス: 分けた毛束にトリートメントを塗布した後、手のひらで毛束を挟み込み、軽く圧をかけながらトリートメントを押し込むようにします。この「ハンドプレス」が、成分を髪の内部に押し込むプロの裏技です。
ステップ3:「加温」と「放置」で浸透を加速させる
トリートメント成分を髪の内部に定着させるには、時間と温度が必要です。
1.放置時間: 製品に記載された放置時間を守りましょう。最低でも5分は時間を置くことを推奨します。
2.加温: 放置中に蒸しタオルやヘアキャップで髪を包み込むと、体温や蒸気の熱でキューティクルが開き、トリートメントの浸透がさらに加速します。
【重要】アウトバストリートメントの「使い方」をアップデートしましょう
多くの方が、お風呂上がりにまず顔のスキンケアを優先し、その間に髪が乾いてしまうという現状があります。髪が乾いた状態でアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をつけても、伸びが悪く、髪全体にムラなく成分が行き渡りません。
これでは、せっかくのトリートメント成分が髪の表面で固まってしまい、効果が半減してしまいます。
プロが推奨する新しい使い方は、「お風呂場で完結させる」ことです。
1.インバストリートメントを洗い流した後、髪を絞り、軽くタオルドライ(水滴が落ちない程度)します。
2.アウトバストリートメント(特にミルクやミストタイプ)をこの濡れた状態の髪に塗布します。
3.粗めのコームで全体をとかし、成分を均一に行き渡らせます。
こうすることで、髪がまだ水分を多く含んでいるため、トリートメントがスムーズに伸び、ムラなく髪全体にコーティングされます。その後、顔のケアを終えてからドライヤーを始めても、髪はすでにトリートメントで保護されているため、乾燥によるダメージを防ぐことができます。
この「お風呂場完結型」の使い方にアップデートするだけで、アウトバストリートメントの効果は劇的に向上します。
3. 根本解決へ:トリートメント効果を最大化する「シャンプー選び」
トリートメントの浸透を妨げる「残留物」の壁を取り除くには、シャンプー選びが最も重要です。
まとめ:トリートメント の浸透しない 原因を理解して
正しい知識でトリートメントの効果を実感しましょう
トリートメントが浸透しない原因は、あなたの髪質ではなく、**「トリートメント前の下準備」と「正しい塗布方法」**にあることがほとんどです。
今日から「3つの壁」を取り除くケアを実践し、トリートメントの効果を最大限に引き出してください。
もし、ご自宅でのケアに限界を感じたり、ご自身の髪質に合ったシャンプーやトリートメントがわからない場合は、ぜひ[GRIN ]にご相談ください
特に、マイクロバブルを導入している当店では、ご自宅では落としきれない髪と頭皮の微細な残留物を徹底的に除去し、トリートメントが浸透しやすい最高の土台を作ることができます。
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島根県益田市有明町2−2
TEL:0856-32-9555




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