トリートメントは"良いもの"なのに効かない?その理由を毛髪科学で解き明かす
- GRIN-CREATIONS
- 6月20日
- 読了時間: 6分
更新日:6 日前

「高いトリートメントを使っているのに髪がきれいにならない…」
そんな声、よく聞きます。
でも実は——
どんなに高性能でも、髪の毛は“復元”しません。
なぜなら、髪は**死んだ細胞(角質)だから。
ターンオーバーで生まれ変わる肌とは異なり、髪は一度ダメージを受けたら二度と元には戻らない構造なのです。
トリートメントの本当の役割とは?
髪は“治す”ことができない。だからトリートメントはあくまで、
髪を「きれいに見せる」ケア=ファンデーションのような存在です。
ツヤ、手触り、まとまり…それらは演出された美しさ。
内部のダメージは隠されているだけなんです。
傷みすぎた髪には、逆に効かない!?トリートメント 効かない理由
ファンデーションも、肌荒れがひどいと浮いてしまう。
同じように、髪が深刻に傷んでいると、トリートメントすら定着せず流れ落ちる可能性があります。
こうした背景から美容業界では今、
“補修”から“予防”へ
という発想の転換が進んでいます。
髪の酸化=老化=乾燥の連鎖
髪も肌と同じく、最大の老化要因は酸化と乾燥です。
髪の中には「結合水」という、水分を保つ大切な構造があります。
酸化が進むとこの結合水が失われ、髪はスカスカになり、水を吸いすぎて膨張。乾きにくくなります。
この「膨潤と収縮の繰り返し」こそが、ダメージの悪循環。
カラー剤こそ“最大の酸化源”
アルカリ剤+酸化剤(過酸化水素水)
20〜30分の自然放置
頻繁なカラー履歴
この組み合わせが、髪のタンパク質を酸化させ、乾燥・エイジング・うねり・細毛の原因に。
パーマよりも繰り返しカラーの方がダメージが蓄積されやすいのが現実です。
そこで登場、水素トリートメントという新しい選択
ここで注目されているのが、水素トリートメントです。
名前の通り、水素の力で髪の酸化ダメージにアプローチする新しい発想。
水素トリートメントの働き:
髪内部に発生した 悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)を無害化
過酸化脂質の発生を抑制し、エイジング毛の進行を防ぐ
結合水を守り、乾燥から髪を保護
熱(アイロン・ドライヤー)との相性がよく、艶やかで持続性のある質感を演出
つまり、これは“ただのコーティング系トリートメントではない”ということ。
酸化ケアという本質にアプローチできる、数少ない毛髪ケア技術のひとつです。
なぜ水素なのか?|活性酸素とアンチエイジングの本質
近年よく耳にする「抗酸化」や「アンチエイジング」ですが、 実は多くの抗酸化成分——ビタミンC、プラチナ、フルボ酸、チアシードなど——が中和できるのは、**“弱い活性酸素”**に限られています。
ですが、髪や肌に深刻なダメージを与えるのは、より酸化力の強い「ヒドロキシラジカル」という**“強い活性酸素”**。
このヒドロキシラジカルを無害化できるのは、地球上で唯一「水素」だけなのです。
✅ 活性酸素には「強さのレベル」がある
活性酸素の種類 | 酸化力 | 中和できる代表的な成分 |
スーパーオキシド | 弱め | ビタミンC、プラチナなど |
ヒドロキシラジカル | 極めて強い | 水素のみ |
多くのスキンケアやヘアケアが「抗酸化」とうたっていても、本当にダメージの根本にアプローチできるのは水素のみということです。
✅ 水素の役割は「治す」ではなく「守る」
水素には、髪や肌を直接“良くする”というエビデンスはまだ多くありません。 しかし、以下の2つだけは、確かな働きとして知られています。
ヒドロキシラジカルの中和(=酸化ダメージを防ぐ)
結合水(水分保持力)の維持・増加(=乾燥から守る)
この2つの力により、髪や肌を「酸化」「乾燥」から守り、 ダメージを“受けにくい状態”をつくることができます。
酸化は老化、老化は乾燥——だから「結合水」がカギ
酸化=老化。そして老化の正体は“乾燥”です。
人間の身体は、ほとんどがタンパク質と水分でできており、 その水分が結合している状態、つまり**「結合水」**が鍵を握っています。
この結合水が減ると、髪も肌も乾燥し、電気(イオン)バランスが崩れ、酸化が進みます。 つまり、**「乾燥=電気の喪失=老化の始まり」**なのです。
結合水は非常に特殊な水分で、蒸発せず凍ることもない安定した水分。 一方、一般的な水は「自由水」と呼ばれ、簡単に出入りしてしまい乾燥を防げません。
乾燥によって髪は膨潤を起こしやすくなり、 そこへアルカリ剤や熱ダメージが加わると、 髪の構造がゆがみ、ビビリ毛のような回復不能なダメージが起きます。
つまり、乾燥こそがダメージの入口であり、 その根本をケアできるのが、水素=結合水を守る成分なのです。
マーブとの併用で、より効果的に
もうひとつ注目すべきが、**マーブ(marbb)**という水の技術。
微細なマイナス電荷の水で、薬剤や汚れを吸着
髪を膨潤させずに、必要な水分だけを届ける
髪の土台を整え、水素やトリートメントの浸透効率を高める
つまり、マーブで整え、水素で守る。
このコンビネーションが、未来の「予防型ヘアケア」のスタンダードになりつつあります。
水素ケア×トリートメント=究極の艶髪へ
水素ケア(髪のスキンケア)だけでも、髪本来の美しさ=“素髪の状態”を実感していただけます。
しかし、美肌のケアと同じように、 スキンケア+肌に負担のないファンデーションが理想的であるように、 髪にも、 水素ケア(髪のスキンケア)+トリートメント(髪に負担のないファンデーション) を重ねることで、さらに高次元の艶髪を目指すことができます。
まとめ|トリートメントの真価を知ろう
✅ 髪は死んだ細胞。どんなトリートメントでも復元はしない
✅ 傷みすぎた髪には、トリートメントすら効かない場合もある
✅ 酸化・乾燥がすべてのダメージの始まり
✅ カラーによる酸化ダメージが最大の原因
✅ 水素トリートメントは、活性酸素を無害化し、未来の髪を守るケア
✅ マーブとの併用で、効果的な“予防型ケア”が実現できる
✅ 水素ケアとトリートメントの合わせ技で、究極の艶髪へ
「治す」から「守る」へ。
未来の毛髪ケアは、“抗酸化”と“水分管理”がカギになります。
トリートメントは“お守り”ではありません。 正しい順番・正しい理論・正しいケアでこそ、その真価を発揮します。
あなたの髪を、10年先も美しく保つために。 まずは一歩、「予防美髪ケア」を始めてみませんか?
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