2021年1月26日4 分

黒染めした後、髪色を明るくする方法

最終更新: 2021年12月6日

黒染めをした後にカラーをすると、染まりづらくなったり、ムラになったりしやすくなる場合が多いため注意が必要です。

黒染めの染料は通常のファッションカラーの色味よりも濃く、髪の中から抜けづらい配合になっています。そのため、新しく色を入れたとしても黒い染料が邪魔をして、思った色味が出なかったり、明るい発色の色味に勝ってしまいます。

また、黒染めした部分よりも新たに伸びてきた髪の方が染料に染まりやすいため、根元や黒染めの色素が抜けてしまった部分だけ明るく、黒染めの部分は暗い色のまま染めムラになってしまいます。

この黒染めの染料は1年ほどたっても残っていることがあり、伝え忘れたまま美容室でカラーをすると、綺麗に染められないことがあります。


 
ホームカラーの黒染めはサロンで使用する黒染めの薬剤よりも染料が濃いため(どんな髪の方でもしっかり黒く染まるように)、よりその後のカラーリングが難しくなります。

ブリーチ剤を使用することで黒い染料を脱色する方法

完全に黒い染料が抜けきらなかったり、黒い染料の残り具合によっては何度かブリーチを繰り返す必要があるため、髪がダメージを受ける可能性があります。

髪質に合うようにブリーチ剤の強さを調節したり、放置する時間や、ブリーチをする回数などしっかりと見極めて髪にかかる負担を最小限で済むように施術していきます。

ブリーチ剤を使うと、黒染めの色素を分解しつつ、地毛のメラニン色素も壊していくために髪をグッと明るくすることができます。

最初に髪はオレンジ色に抜けていきますが、何度かブリーチを繰り返していくとどんどん黄色く明るくなっていきます。

黒染めの色素は濃く染まっている所と薄く染まっている所があるのでムラに抜けやすいです。そのために何度かブリーチをして均一に明るくする必要があります。

ブリーチ剤は強い薬剤なので黒染めの染料を分解できますが、同時に髪のメラニン色素も壊していくのでパサつきや引っかかりやすくなりますので、傷まないようにサロンで処理剤やトリートメントケアをしながらブリーチをするのをオススメします。

基本的にはブリーチをした後はギラギラした黄色になる場合が多いので、もう一度ヘアカラーをして色味を重ねる必要があります。これによって透明感のある透き通った淡いヘアカラーにすることができます。

ブリーチの後はヘアカラーの色が抜けやすいため、もちろん自宅でのアフターケアも必要となります。

ヘアカラーの色持ちを良くするためにも、毛先を傷ませないためにも栄養素のしっかり入るタイプのシャンプーやトリートメントでしっかりお手入れしましょう。

「脱染剤」という薬剤で、黒い染料を分解する方法

完全に黒い染料を落とし切ることはできませんが、ブリーチ剤よりダメージを抑えて明るくすることは可能になります

元々の髪色を壊さず、黒染めの成分のみを抜き取るイメージです。ただ、こちらは扱っている美容室が限られているため、希望される方は事前に確認することをオススメします。

髪質や脱染剤の種類にもよりますが、髪は赤色に抜けやすいです。

黒染めの染料のみを分解するのでもともとのメラニン色素は壊されません。

脱染剤は黒染めのみを分解するのですが、やはり髪へ負担がかかるのでどうしても黒染めする前の髪の明るさから1〜2レベルくらいは明るくなってしまいます。

脱染剤で施術した後もブリーチ剤と同様にもう一度ヘアカラーをして色味を重ねる必要があります。

脱染剤を使った後の赤色や黄色などになった髪色を消しつつ希望の明るさや色味になるようにヘアカラーをします。

ブリーチ剤に比べると髪への負担は少ないのですが、脱染剤を使った後もホームケアには気をつけましょう。

キューティクルを整えたり、パサつきのおさまるシャンプーやトリートメントがおすすめです。

通常のカラーよりもお時間がかかりますので、ご予約の際はお伝え下さい。

★GRIN CREATIONS★

島根県益田市有明町2−2

TEL:0856-32-9555